7月1日、J1リーグ第19節サガン鳥栖―浦和レッズが行われた。試合はアウェイの浦和が逆転勝利で勝ち点3を持ち帰った。その試合で逆転弾となったゴールが話題になっている。
前半38分、自陣から前線へ蹴り上げたボールをホセ・カンテが競るが、相手に倒されてしまう。ファールの笛が鳴り、浦和はセンターサークル付近でFKを得る。
この時ダゾーンではファールシーンをリプレイしていたが、そのさい中にダゾーンで実況を担当した南鉄平氏の声が上がる。映像が切り変わると、すでに鳥栖ゴールにボールが入っており、朴一圭が悔しそうにピッチに伏せているのだ。
何が起きたのかゴールシーンがリプレイされると、背番号11が倒された後にボールが岩尾憲の元へ転がる様子が映っていた。センターラインを越えて浦和陣地に入ったところで、岩尾だけが前方を見つめている。手前でホセ・カンテが起き上がろうとしている中、背番号19はボールをそのままキック。
意表を突いたタイミングで蹴ったボールが鳥栖のゴールへ迫り、反応したGK朴一圭は急いでゴールへ戻り、自身の頭上を越していくボールへ腕を伸ばす。指先でなんとかボールに触れるが、シュートはゴールネットに届いたのだ。