2022シーズン終了後に現役を引退し、その後のワールドカップ・カタール大会やプレミアリーグなど、解説者としても活躍中の鄭大世(ちょん・てせ)さん。
彼の解説と言えば、ブライトン所属の日本代表MF三笘薫選手のキレキレのプレーに対し、「ミトマってる」というパワーワードも話題となった。
そんな彼は、解説者として日本代表や海外で活躍する三笘選手をどう見ていたのか。
90分に及ぶ独占インタビューの様子を全3回にわたってお届けする!
■三笘薫所属のブライトンの試合といえば鄭大世の解説
――鄭大世さんは現役引退後に、すぐに解説者として、多くのサッカーファンの心をつかみましたよね。解説者になった経緯を教えてください。
こればっかりは、運としか言いようがないと思いますね。それこそ、現役の選手がどんなチーム、どんなリーグからオファーが来るのかわからない感じですね。勝手な想像で本当のところは分かりませんが、もしかしたら僕が最後に所属していたのがFC町田ゼルビアだった、というのも関係していたかもしれませんね(笑)(注:ワールドカップやプレミアの配信をしていたABEMAの親会社が、町田に経営参画している)。
もちろん、お話をいただいたときは嬉しかったし、ぜひやらせてください、という感じでした。
――サッカーファンの間では特に、三笘選手の所属するブライトンの試合と言えば鄭大世さんの解説というセットの認識です。
その点は感謝しかありません。それに、たまたま僕が解説を担当したブライトンの試合(第19節エバートン戦、第21節レスター戦、第22節ボーンマス戦)で、三笘選手が毎回ゴールを決めてくれていて、ちょっとしたジンクスみたいに言ってくれるようになって。
もちろん、めちゃくちゃ嬉しいですけど、言うまでもなく僕のおかげではないですよ。ただただ「三笘選手いつも決めてくれてありがとう。解説できて嬉しい」という気持ちでした。