【森保一監督、6月21日取材対応30分26秒のほぼ全文(1)】左サイドは三笘、中村敬斗、前田、浅野の名を挙げて「本当にタレントが多い」…未招集のベテラン勢についても言及の画像
ペルー代表戦でピッチを見るサッカー日本代表の森保一監督 撮影:中地拓也

6月21日、日本代表森保一監督は大阪市内で取材に応じ、エルサルバドル戦とペルー戦を終えた現在の感想などを語った。その30分26秒のほぼ全文はつぎのとおり。

——この2試合は日本の良さが出たと思う。特に2列目の4人に日本はタレントが揃っていると感じたが。

 そうですね。おっしゃるとおりですね。2列目だけではないですけど、6月シリーズで、また、3月からも変わって、昨日も記者会見でお伝えしましたけど、カタールのワールドカップからも含めると、かなりメンバーを変えながら、いろいろと試している中で、改めていい選手が多いなと。将来、また楽しみだという、期待感はより大きくなりました。膨らみました。

 2列目だけではなくて、ビルドアップのところ、3月の時は少しスムーズさに欠けるところはありましたけど、そのビルドアップのところをよりトライして、選択肢を増やしたことで、ディフェンスラインの選手たちは、ビルドアップラインを上げて前線との距離を良くして、サイドバックの選手もシンプルに幅を取って関わることと、中央に入っていくことの使い分けの幅ができたので、我々の攻撃に対して相手にとってはより難しい対応だったと思いますし、我々にとっては、エルサルバドル戦もペルー戦も、いい攻撃の形が出ていたのかと思います。

 エルサルバドル戦も、相手が10人になったとはいえ、我々がアクションを起こしてなければ躍動感を感じるような、攻撃のバリエーションを感じるような展開にはなってなかったと思いますけれど、選手たちは本当にチャレンジ精神を持って、アグレッシブに戦ってくれたことが、昨日のペルー戦も、エルサルバドル戦も、より多くのチャンスを作ることにつながったのかなと思います。

 2列目の話で言うと、三笘薫は1戦目、2戦目とも先発しましたけど、実際、中村敬斗もいますし、昨日であれば前田大然であったり(もいます)。前田はトップで使いましたけれど、所属クラブでは左で出ていますし、浅野拓磨も右サイド、左サイド、トップもできますし、本当にタレントが多いな(と思います)。

 とはいえ、右サイドに関しては、この2試合は最初(のエルサルバドル戦は)久保建英で、2試合目は伊東純也で、堂安律にも最後プレーしてもらったという部分では、本当に誰を起用しても、どのタイミングで起用しても、我々の攻撃の良さを出せるタレントが揃っていると思っています。まだまだいると思いますけど。

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