■「チャレンジ精神を持って所属クラブでは頑張ってくれていて」
——3月から6月にかけて10番やキャプテンが決まってチーム新しくなったという感覚がありますが。
特に大きく変わったことはないかと感じていますけど、ただ、選手の意識の中で、やはりワールドカップを数回経験している、チームを引っ張ってくれていた、日本代表を引っ張ってくれていたベテランが、今、まだまだチャレンジ精神を持って所属クラブでは頑張ってくれていて、日本代表も狙ってくれている中で、今、招集してないという状況で、経験の浅い選手たちというか、今まで引っ張られていた、引っ張ってもらっていた選手たちが、自分たちがやらなければいけないという、すごく強い覚悟というか、意志というものは、この3月から6月にかけて、さらに思いが強くなったなと(思います)。
「自分たちがやらなければいけない」というところは、変わってきたと思いますね。そこは特になにか言動でなにかということではないですけど、練習中の雰囲気作りとかクオリティを求めることや、強度を高められるときは強度を高めていくというのをすごく意識してやってくれていると思いますね。
——今回ヨーロッパ組がオフになって合宿前に自主練をしていたのはどれくらいの効果がありましたか。
そうですね、全員が集まってこられたわけではないですけど、自主トレの期間もトレーニングの共有という部分では、コンセプトの共有をするためのトレーニングはできたと思いますし、そういった意味ではプラスだったと思います。
実際、今回、海外組が22人いた中で、自主トレの最後の方はほとんどの選手が、参加してくれている中でトレーニングの回数が増え、(意志)統一はより深まったということはできたと思います。実際、自主トレでデータトレーニングの形を、強度を上げて活動期間中にまた繰り返しやれたということは大きかったかなとは思いますね。
(日本蹴球合同会社/森雅史)