日本代表は15日のエルサルバドル代表戦に勝利し、森保一監督率いる第2次政権での初勝利を飾った。6-0という大勝だったが、この試合からは今後に向けてのどのような指針が浮かび上がったのか。ベテランサッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が激論を交わした。
■気になる右サイド
――旗手怜央のおかげで左サイドはうまく機能したとのことですが、右サイドはどうでしたか。
後藤「堂安律と久保建英のコンビネーションは、まだまだだとは思うけど、あそこで一応ボールを持ててはいた」
大住「久保はちょっと気負い過ぎていた感じがする」
後藤「久保と堂安は、プレーが重なっちゃうね」
大住「東京オリンピックの時には、もうちょっと良い関係でプレーしていたように思うんだけどな。だから、あの2人が絡んでプレーすることができないわけはないと思う。でも、どちらか1人でも気負ってしまうと、コンビネーションのタイミングがずれてきちゃうんだよね。この半年間で一番伸びたのは久保だと思うし、エルサルバドル戦でもちゃんと力を見せたと思うけど、まだチームの中で自分は居場所を勝ち取っていないというような気持ちが見て取れたよね。それは変えてやらないといけないと思うんだけど」
後藤「結果は出したけど、もう1、2回、決めなきゃな、という場面はあったよね」