昨年の等々力最終戦で、イニエスタから家長昭博にユニフォーム交換の要望出ていた…神戸戦に向け川崎が公開練習、柏戦で負傷の登里享平もメニューを消化の画像
川崎フロンターレの練習で元気な姿を見せたDF登里享平 撮影:中地拓也

 5月30日、川崎フロンターレヴィッセル神戸戦(6月3日・ノエビアスタジアム)に向けての練習を公開で行った。

 日差しこそ強くはなかったものの、蒸し暑い中で選手は精力的にトレーニング。全体練習後には若手を中心に追加のメニューもこなし、終わった瞬間にピッチに倒れて込む姿も見られた。

 また、28日に行われた柏レイソル戦で肩を痛めたDF登里享平も練習に参加。この試合で先発だった他の選手と同じメニューをこなしていた。なお、肩は脱臼ではないと見られるという。

 等々力で内容面でも圧倒したうえでの完封勝利を収めたが、次戦の相手は、首位チーム。しかも、5月25日に、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの神戸退団が発表されており、注目を浴びる一戦となる。イニエスタの退団は7月1日のリーグ戦が最後ということでまだ時間はあるものの、川崎の選手にとってはこの試合が世界的スターとの最後のJでの対戦となる。

 脇坂泰斗はイニエスタについて、大学時代にそのプレー集をずっと観ていたほど「単純に僕が一番好きな選手」と明かし、だからこそ、「負けたくないです」と語気を強めた。

 大島僚太は、「(Jリーグのピッチで)初めて見た時に衝撃があった」と説明し、「プロに入って(中村)憲剛さんを見た時の衝撃」と同じような衝撃を、自身がプロ生活を送る中で感じたという。その衝撃については、「うまく言葉にできないんですけど、ぞわぞわって、すごいなって」と表したうえで、「来るのも分かってるだろうなあ」と思いながらも、行かなければいけないようなプレーを強いられた経験を明かした。

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