「キャプテンマークを巻いていましたし」川崎DF登里享平が左肩を痛めてもそのまま出場したワケ。受け答えに「小林悠」の名前を出さない気遣いも見せるの画像
柏戦でゴールを決めて喜ぶ川崎フロンターレの登里享平 撮影:中地拓也

 意外な男のファインゴールが、川崎フロンターレに勝利を呼び込んだ。

 川崎は5月28日にホーム等々力にて柏レイソルと対戦。21分の小林悠の先制点で勢いづくが、なかなか追加点を奪えず。そうして迎えた45+1分にファインゴールが生まれる。左サイドを駆け上がった登里享平脇坂泰斗との連携でゴール正面にカットイン。そのまま右足を振り抜いた。

「タイセイ(宮代大聖)がサイドバックを中につって、サイドのスペースを空けてくれたので。そこに飛び出して、その後はヤスト(脇坂泰斗)がうまく、ディフェンスの間に顔を出してくれたので」

 そう話す登里は当初考えていたパスから、自らがリターンパスをもらうパスに変更したという。

「ちょっと弱目のパスをやって自分が入っていくっていうところは意識したので、その部分に関しては自分のイメージ通り」だったと話すと、「あとはシュートの選択っていうより、一回止めてから、シュートに結局変えたんですけど。シュートコースが開くのが分かりましたし。あとは本当に思い切ってっていうか、振っただけなので」と右足でのゴールを振り返った。

 ちなみにゴールまでの一連の流れについては「技術っていうより、何か、本当に気持ちっていうか。その崩しのノリというか、勢いで、行けたかなと思います」と笑顔だった。

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