■小林悠の名前は出ず

 ちなみにゴールを喜ぶ最中に小林に抱きつかれ、左肩を痛めるアクシデントに見舞われるが、キャプテンマークを巻いていた責任感もあってチームを勝たせるためにプレーを継続している。

「肩を痛めて。また折れたかなと思ったんですが、でも、キャプテンマークを巻いていましたし。しっかりプレーするっていうところと、しっかりと本当に出たかったですし。チームを勝たせたかったので。そこら辺はしっかりとプレーできたので」

 なお「また折れたかな」というのは、2020年12月19日に行われたJ1第34節の柏戦で、左鎖骨を骨折した際のこと。

「(当時のことが)一瞬よぎりましたし、同じかなとは思っていましたけど」
 ちなみにこの場面を振り返る登里の口からは、小林の名前は一切出ず。チームメイトへの気遣いが感じられる受け答えだった。

(取材・文/江藤高志)

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