J1のサンフレッチェ広島は今週末、サムライ魂で再起を図る。ファンとともに鬨(とき)の声を上げ、反撃に移るつもりだ。
広島は現在、5位につける。一時は5連勝し、第10節でセレッソ大阪に1-0で勝利すると2位へと浮上していた。
だが、第13節からはヴィッセル神戸、名古屋グランパスという上位を争うライバルに連敗。前節を終え、順位は5位へと後退していた。
チームとしては、ここが踏ん張りどころだ。今週末には湘南ベルマーレをホームに迎えるが、反撃ののろしを上げる準備は整っている。
27日のこの試合は「安芸高田市DAY」として、練習場がある同市のスポンサードを受ける。クラブの誇りにかけて負けられない一戦だ。
その一戦のための武装も準備完了だ。クラブ名の由来でもある「三本の矢」の逸話で知られる毛利元就の城があった同市に敬意を払い、PR用にミヒャエル・スキッベ監督らが甲冑姿を着込む様子がSNSで公開されていた。
クラブは25日、スキッベ監督が「ぶちあつ!」と叫ぶPR動画や、舞台裏の様子などをツイッター公式アカウントで公開した。こうした動画にファンの期待も高まるが、これらのサムライをただ見るだけで終わりではない。試合当日には、触れ合うことが可能なのだ。
スキッベ監督とともに武将姿に扮した川村拓夢、東俊希の姿が、フォトパネルになる。スタジアム場外に設置される3人の武者姿と、写真撮影を行うことが可能となる。