5月25日、柏レイソル戦に向けた川崎フロンターレの練習に、まさかの人物が姿を現した。昨季までキャプテンを務め、カタールでプレーしていたDF谷口彰悟だ。
突然の登場だった。この日、川崎の選手が練習をしていると、その途中で階段を降りてきたのが谷口だった。チームと共に練習することはなかったものの、全体練習後のDF登里享平とともにランニング。その後、山根視来と談笑しながらボールの感触を確かめた。
調整を終えると、報道陣との雑談に応じた。以前にも増しての“美白”について問われると、「あっちは日中に外に出ないですから。試合とか練習は夜、日が沈んでからなんで」と笑顔でその要因を考察。和やかな雰囲気で会話が始まった。
現地の試合におけるスタジアムの空白状況について聞かれると、「そりゃあ、等々力でああやって満員の中でやっていれば、自分からすると、空席が目立つのはあまり慣れないというか、そこはまあ寂しいというか、一応プロサッカー選手なので。観に来る人たちに見せるというのも一つの仕事なので」と話しながらも、「そういう意味では、異国でやっているなっては感じはします」と、Jリーグとの違いを楽しんでいる様子を見せた。
カタールと日本では生活様式がかなり違うが、「生活はだいぶ慣れましたよ」と話したうえで、困りごとが「あんまりないんですよ」と続けた。「意外と適応できていたのかなと。食べれないなあっていうものはなかったし、文化的なところの違いのところはありましたけど、それはお互いにリスペクトしながらなので、別に、そんなに困ったことはなかったです」と説明した。
それでも、炊飯器を持って行ったことについて聞かれると、「まじで持っていって良かったです(笑)。それは、まじで正解でした!」と笑顔を見せた。