■好調・清水は前半から攻め込むが…
「超攻撃的サッカー」が、沈黙を強いられた。
J2リーグ第16節が5月17日に開催され、ここまで5位の清水エスパルスは15位のジェフユナイテッド千葉とアウェイで対戦した。
前節から中3日のゲームということもあり、清水は先発を2人変更した。4-2-3-1の2列目で得点に絡んできた左MFカルリーニョス・ジュニオ、右MF中山克広をベンチに置き、同左サイドに神谷優太が、同右サイドに西澤健太が配された。
序盤から相手ゴールへ迫った。16分、この日もキレのある動きを見せるMF乾貴士が、絶妙なタイミングでボールを引き出し、左SB吉田豊へスルーパスを通す。ファーサイドへのクロスに西澤が飛び込んだが、ヘディングシュートはバーをこえていった。
26分にも決定機を作る。3試合連続スタメンのボランチ宮本航汰の縦パスと、神谷のDFラインの背後を取る動きがシンクロする。右サイドを突いた神谷がゴール前へクロスを入れると、乾がペナルティエリア内左から左足で狙う。右スミを狙った一撃がゴールマウスをとらえるが、相手CBがギリギリでかき出した。
34分にもカウンターから2対2の局面を迎え、39分にはチアゴ・サンタナのヘッドが惜しくもゴール左へ逸れる。前半だけで8本のシュートを浴びせた清水だが、スコアレスで後半へ向かうこととなった。