「最初のゴール」は取り消しも…鹿島アントラーズ鈴木優磨が見せた活躍【鹿島アントラーズvsガンバ大阪】原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」の画像
鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 鹿島アントラーズvsガンバ大阪(20230514)原悦生(SONYα1使用)
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鹿島アントラーズvsガンバ大阪 5月14日】

 鈴木優磨はレフェリーを睨んでいた。鹿島のチームメイトに祝福されながら。

 鈴木はセンターサークル付近に戻ってからも、レフェリーのそばで人指し指を天に突き上げていた。

 VARとレフェリーの裁定によって「最初のゴール」を取り消された不満を鈴木はレフェリーに真っ向から現した。

 12分、取り消された鈴木のヘッダーによるゴールは、「攻撃側にファールの可能性」とスクリーンには表示され、映像も流れたが、微妙なものだった。鈴木が稲垣祥を腰でブロックして倒したというだが、樋口雄太がコーナーキックを蹴る前で、「説明はあったがよくわからない裁定で」(鈴木)、コーナーの蹴り直しで試合が再開された。

 エルボーや頭突きといった悪質なものなら、VAR以前から処罰の対象になったが、インプレー前の駆け引きの押し合いでゴールが取り消されるのは、今後に課題を残した。選手もどこまでがセーフか、戸惑うことになるだろう。

 鈴木には「あれくらいで」という思いがあったのだろう。

 29分に再びヘッドでゴールを決めると、どうだと言わんばかりに、レフェリーに視線を送った。

 イエローカード級の鈴木の視線だったが、レフェリーは黙殺した。

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