「掛け声素晴らしい」J2徳島の6シーズンぶり復帰FWらの「試合前の雰囲気づくり」にファン反応! 「この雰囲気を見て勝てると確信した」などの声が広がるの画像
徳島の試合前の様子に感動が広がっている 撮影:中地拓也

 J2の徳島ヴォルティスが、今季初勝利の裏側を公開した。試合前の光景に、ファンの感動が広がっている。

 徳島は苦しんでいた。第11節までを終えて6分5敗と、未勝利で最下位に沈んでいたのだ。

 不振の理由は明らかだ。徳島の16失点よりも多くゴールを奪われているチームはあるが、1ケタ得点は徳島のみ。11試合でわずか6得点という攻撃力の不足で、勝利に手が届いていなかった。

 この男も苦しんでいたはずだ。渡大生、29歳。昨季所属したアビスパ福岡などでここ5シーズンはJ1で戦っていたが、今季6シーズンぶりにJ2で戦うことを選択した。

 J2で戦うのは、2017年以来のこととなる。当時所属していたのが、徳島だった。

 ギラヴァンツ北九州でプロキャリアを歩み始め、2016年に徳島に加入。そのシーズンに自身初となる2ケタ得点を記録すると、翌2017年は23得点と大爆発。2018年にはサンフレッチェ広島へと移籍して、以降はJ1で戦ってきた。

 昨季はリーグ戦1ゴールにとどまり、自身も再起を期しての徳島加入のはずだった。第11節を終えるまで、7試合に先発するなど10試合に出場していたがノーゴール。未勝利の責任ものしかかっていたはずだ。

 第12節のジュビロ磐田戦では、メンバーからも外れた第10節の後、2試合連続のベンチスタートとなった。それでも渡は、試合前からチームに貢献していた。

 クラブがツイッター公式アカウントで、試合開始前の様子を動画で公開した。ピッチに向かう選手たちをスタッフらが迎えるのだが、先頭に立っているのが渡だった。

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