4月23日、鹿島アントラーズはアルビレックス新潟と対戦した。4連敗で迎えたこのアウェイ戦の裏側映像を、クラブが公開した。
15日に行われたヴィッセル神戸戦では1-5で大敗。勝利から見放されている状況も含め、厳しい事態にチームは直面していた。J1昇格チームを相手に5連敗は避けたい中で、常勝軍団は2万3千人以上の観客が駆け付けたデンカビッグスワンスタジアムに乗り込んだ。
鹿島は、そのハーフタイムのロッカールームの映像を公開している。前半のうちに、鹿島は2点を先行した。久々の白星に向けて最高の45分間だったと言えるが、選手に浮かれた気持ちはなかった。続々とロッカールームに入ってくる戦士たちの表情は緩まることがない。
そして、先発したDF広瀬陸斗は「OK、続けよう」と掛け声を発しながら入ってくる。加えて、樋口雄太は「もう1点、もう1点」と仲間を鼓舞し、「守りに入るなよ、守りに」と続けた。
広瀬は加えて、「相手は前回、ここから3点取っているからね」と警戒を促しもした。新潟は第8節のアビスパ福岡戦で前半のうちに2点を取られるも、後半に3点を奪って逆転していた。広瀬はそれを例に出して、気の引き締めを図ったのだ。