J2のロアッソ熊本は、リーグ戦第18節のホームゲームで来場者プレゼントを実施する。発表されたグッズに、ファンからは歓喜と驚きの声が上がっている。
熊本は現在、J2で13位につけている。昨季は4位となりJ1参入プレーオフに出場したクラブとしては満足とは言えない出来かもしれないが、高橋利樹(現浦和レッズ)や河原創(現サガン鳥栖)ら昨季の主力を多くJ1などの他クラブに引き抜かれたことを考えれば、健闘していると言っていいかもしれない。
4月に入り、熊本は黒星がない。この調子で、ぐいぐいと調子を上げていきたいところだ。5月もその勢いで行くための後押し企画を、クラブは発表した。5月28日のモンテディオ山形とのホームゲームは、ユニフォームスポンサーである「RKKCS」社のサンクスマッチとして、来場した先着1万5000人に同社とクラブのコラボTシャツがプレゼントされることになったのだ。
そのデザインが、高い評価を集めている。クラブカラーの赤に染め抜かれたTシャツには、ユニフォームと同じように左胸にクラブのもの、その上に「RKKCS」社のロゴが並ぶ。そして、一番の特徴は背面だ。縦6段、横7列にわたり、選手たちの名前が毛筆で記されたような書体で並んでいる。
選手だけではなく、大木武監督や熊本での引退後も下部組織の指導者として携わり続けてきた藤本主税コーチらスタッフの名前も記されている。そして、背番号順に並んだ「12番目」の枠には「サポーター」の文字。クラブが一体となったTシャツとなっている。