川崎・佐々木旭が語る、脇坂泰斗へのアシスト場面での小林悠の働き。「そこに入ってくれることによってマイナスが空く」の画像
清水エスパルス戦でプレーする川崎フロンターレの佐々木旭 撮影:中地拓也

 川崎フロンターレの佐々木旭が存在価値を証明した。佐々木は4月19日のルヴァン杯第4節清水エスパルス戦に先発フル出場。序盤から左サイドから突破し続け、清水の右サイドを圧迫した。

「最近外から見る機会が多くて。サイドで仕掛けるシーンというのはあまりなかったと思うので。そこは自分の良さでもありますし、自分が出た時にやっぱ違いを出していこうと思ってたので。それは次につながるいいゲームだったかなと思います」

 そう話す佐々木は、脇坂泰斗が89分に決めたチームの6点目をアシスト。その場面を次のように振り返っている。

「結構きつい時間帯でボールが来て、ファーストタッチがいいところに置けたので。あとは落ち着いて中を見て、マイナスに3人くらいいたんで。そこに置くようなイメージで蹴って。ヤスくん(脇坂泰斗)がしっかり決めてくれたんで良かったです」

 ちなみにニアには小林悠が飛び込んでおり、その動きによって他の選手たちのマークが手薄になる効果があると分析している。
「悠さんが入ってきたんですけど、そこに入ってくれることによって、マイナス(のスペース)が空くので」

 そして間接視野で見えていたスペースにうまく流し込めたとしている。
「自分がクロスを上げる時、基本的に、間接視野でキーパーとディフェンスラインの間を見て、そこが下がったら、マイナスは絶対空いてくると思ってるので。そこにうまく流し込めたので良かったです」

 なお佐々木が言うには、チーム全体としてやるべきことをやれていたと、こうも説明する。
「自分たちのやるべきことというのをしっかり試合前からみんなで話し合って、やれていたので。良かったと思います」

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