4月19日、JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第4節が行われ、川崎フロンターレは清水エスパルスを等々力競技場に迎えて対戦した。
この試合は、ホームチームが6得点を奪って大勝。今季の公式戦でホーム初勝利を飾った。2得点を挙げた遠野大弥や脇坂泰斗に視線が集まるが、得点を決めずとも観客席を沸かせたのが大島僚太だった。
大島は、キャンプ中からたびたび負傷してしまい、ここまで公式戦での出場数はわずかに「5」。3月11日のアルビレックス新潟戦で負傷交代すると、その後、戦線離脱していたが、この清水戦でついに復帰したのだ。
それは、後半27分のことだった。ジョアン・シミッチに代わってピッチに立つと、わずか18分間のプレーにもかかわらず、そのあまりのファンタジスタぶりに称賛と困惑の声が続出している。それは、チームが公式ツイッターに投稿したプレー集でも同様だ。
この映像でまず映し出されるプレーは、右サイドへの華麗なスルーパスだ。自陣のセンターサークル手前でボールを受けた大島は、相手選手2人の間を通す形で右サイドのスペースに走る山田新に見事なパスを出して見せた。