■清水が大量6ゴールで山口を粉砕!
4月16日に行なわれたJ2リーグでは、清水エスパルスがレノファ山口FCを6対0で退け、通算成績を2勝6分2敗の五分に戻した。
この試合は3連戦の3試合目だが、ルヴァンカップに出場している清水は4月22日まで9連戦を戦うことになっている。そうしたことも踏まえて、秋葉忠宏監督は水曜日のベガルタ仙台戦からスタメンを7人入れ替えた。
それでも、秋葉監督が「我々には素晴らしい選手がたくさんいる」と繰り返し話しているように、清水はクオリティを見せつけていく。15分、MF神谷優太の直接FKを、CB井林章がヘディングで決めた。神谷は6試合ぶりの先発で、井林は開幕節以来のスタメンで、それぞれ結果を残した。
19分にはストライカーが眠りから目覚める。2トップのひとりで先発したFW北川航也が、相手のビルドアップのミスを突いたラストパスを受け、右足のシュートを流し込んだ。ゼ・リカルド前監督の指揮下では右MFで起用されることの多かった北川に、待望の今シーズン初ゴールが生まれた。
清水の2点リードで後半に突入した試合は、雷雨に見舞われて2度の中断を余儀なくされる。そのなかで、清水は65分に神谷の左CKから井林がヘディングシュートを決め、勝利を決定づけた。その後も途中出場のディサロ・燦・シルヴァーノとチアゴ・サンタナが加点し、88分には右MFで先発したMF中山克広が自身シーズン初得点を蹴り込み、清水が6対0で大勝した。
「水曜日にはルヴァンカップ、その中2日後には大宮戦が待って言います。ここでひとつで終わるのではなく継続させて、過密日程を乗り切っていきたい」
試合後のフラッシュインタビューで、秋葉監督はいつもどおりの熱っぽい口調で語った。J2屈指の分厚い選手層を誇るチームが、ついにポテンシャルを発揮してきた。