4月15日、J1で首位を走るヴィッセル神戸が敵地で鹿島アントラーズと対戦。5-1と常勝軍団を粉砕した。
粉砕したのは結果だけではなかった。内容でも圧倒し、特に5点目の崩しに多くのサッカーファンが視線を送った。
その得点場面は後半40分の4-1で迎えた場面だった。鹿島MF藤井智也が相手陣内右サイドでパスミス。山口蛍にボールを渡してしまう。山口はパスをカットすると同時にダイレクトで左のスペースに走ろうとしていたジェアン・パトリッキにパス。
ブラジル人ドリブラーはこれを受けると、藤井の後ろからの守備をもろともせずに前進。そのままペナルティエリアに入ると同時に、中央を上がってきた山口にややマイナス気味にパスをする。山口はこれをペナルティアークの中でピタリと止めると、右を追い越していった酒井高徳にスルーパス。さらに酒井はこれをダイレクトでゴール前に送り、最後は武藤嘉紀が右足でゴールに蹴り込んだのだった。
神戸の延べ5人が関わって崩したこのフィニッシュの映像をDAZNが公式ツイッターで公開すると、その再生回数は14万回を超える反響となったのである。