■秋葉新体制の清水は好調・東京Vに先制され…
長い、長いトンネルから抜け出して、ついに、ついに、勝利をつかんだ。
4月8日に行なわれたJ2第8節で、清水エスパルスは東京ヴェルディとのホームゲームに挑んだ。
秋葉忠宏新監督の就任初戦となった5日のルヴァンカップは、3バックでスタートした。この日はスタメンを総入れ替えし、4-2-3-1の布陣を組んだ。DF山原怜音が戦線離脱した左SBに、右サイドで起用されてきた岸本武流が入る。右SBには北爪健吾が起用された。
さらに、MF乾貴士がトップ下に入った。33歳の元日本代表はリーグ、カップ戦を通じて2度目の先発である。
開始早々から東京Vに決定機を作られた。4分のピンチはGK権田修一の好セーブでしのいだが、直後のCKからゴールを割られてしまう。至近距離からゴール左上へ突き刺された一撃は、GK権田にもノーチャンスだった。
前節まで5分2敗で19位に沈む清水に対して、東京Vは5勝1分1敗で2位につけている。東京Vの12得点は首位のFC町田ゼルビアとともにリーグ最多で、失点1は町田と並んでリーグ最少である。7試合でわずか4得点と得点力不足に苦しむ清水には、難しい展開となった。