■次の代表活動で期待すること

――日本代表の新チームは白星スタートが多かった印象です。

大住「森保ジャパンが始まった2018年の最初の1、2か月は勢いがすごかったよね」

後藤「中島翔也が活躍したりね」

大住「南野拓実も点を取って『新しい時代だ』という感じだったよね」

後藤「あの2列目はすごかった。あれがうまくいきすぎたんだよね。森保監督自身にもその頃の記憶が残っていたかもしれない。今回の教訓は、足元を見つめ直さないといけないんだよ、ということだね」

大住「ドイツ、スペインを相手にしても、死んだふりからよみがえるというサッカーではなく、ちゃんとボールを持ってイーブンに戦える試合に近づけようということでスタートした。その考え方は正しいと思う。でも、今回ピッチの上で起きたことは、すべてうまくいかなかったという感じかな」

――見つめ直すきっかけになればいいですね。

大住「しないとダメだよ」

後藤「次は選手たちも、もうちょっと目の色を変えて日本に戻ってきてほしい。次は6月だからヨーロッパのシーズンも終わった後で、代表チームにもっと集中して取り組めるはずだからね。今はこれからシーズン終盤で、ヨーロッパの大会に残っている選手もいるし、残留争いに巻き込まれている選手や、移籍問題が気になる選手もいる。6月はもうちょっとその辺をすっきりして、相手がどこになるかまだ分からないけど、集中した試合を見せてもらわないと困るよね」

大住「シュートが4本、5本の試合じゃ、絶対にダメだよ」

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