■最終ラインは板倉滉が軸
GKはシュミット・ダニエルと予想する。カタール大会でも先発の座を射止める可能性があったが、今回の3人で唯一の海外組としてついに正守護神の座につくか。昨年のクロアチア戦の翌日に、「(W杯)最終予選のあのプレッシャーを経験して、そこを勝ち抜くために貢献しないと」と意気込んでおり、この時点から日本のゴールを守り抜く気持ちは強いはずだ。
最終ラインは、DF陣で最年長にしてカタール大会3試合に出場した板倉滉が軸となる。その相棒が難しいが、瀬古歩夢が一歩リードか。昨年9月のドイツ遠征にも召集されていたこと、20日の練習から合流していたことを考えると、板倉の隣でプレーする可能性が高そうだ。
SBはかなり難しく、左は今回のメンバーで唯一の本職となるバングーナガンデ佳史扶を、右は菅原由勢を予想したが、伊藤洋輝や橋岡大樹の可能性もある。
ボランチは、遠藤航と守田英正か。安定感と経験に加え、森保監督の意図をよく知る2人が、このチームの中央でかじ取り役を担うこととなる。トップ下には鎌田大地を予想する。昨年9月の2試合以降、この座を掴んだ鎌田は現在、クラブチームでは調子があまりいいとは言えないが、その滞在能力はピカイチ。カタールW杯同様に、ゲームメイクとチャンスメイクを任せられるはずだ。