3月18日、川崎フロンターレはセレッソ大阪を迎えて対戦。しかし、ホーム初勝利はまたもお預けとなった。
昨季、4試合を戦って1度も勝てなかった相手を等々力競技場に迎えた一戦は、強い雨に打たれながらキックオフのホイッスルを聞くこととなった。その時点でピッチに立っていた選手は、前節から5人を入れ替え。その内訳は、DFが2人、MFが2人、FWが1人というものだ。
結果はスコアレスドローで、2試合連続で得点が入らなかったが、それでも、ここ数試合に比べるとボールを持つ時間やその内容は、かなり改善された。負傷者が相次ぐ苦しいチーム状況だが、5人の入れ替えの意図を鬼木達監督は「今週はいろいろな意味で競争を促して」と説明し、コンディション面などが理由ではないことを明かした。
実際、この試合に向けた練習の中で、指揮官はさまざまな形を模索していた。4-3-3をベースとしながらも、その組み合わせや形を複数パターン試行錯誤。チャナティップやジョアン・シミッチもその中で時間を与えられていた選手だった。
指揮官は要因として、「サブの選手が良いパフォーマンスを出していた」ことも挙げたが、さらに、「CBがどうしても急造で、毎試合替わっている」ことも口にした。