2月26日、川崎フロンターレは大宮アルディージャとトレーニングマッチを行い、2-3で敗戦した。
25日に行われた鹿島アントラーズとの激戦から一夜明けた麻生グラウンドには、450名のサポーターが駆け付けた。選手に暖かい視線が送られる中、鹿島戦に出場しなかった選手と出場時間が短かった選手を主体にした4-3-3で先発メンバーが構成された。
鹿島戦の劇的勝利のままに試合を進めたかったが、開始わずか26秒で失点。さらに前半11分にも失点し、早い段階で2点を追いかける展開となる。
川崎のファーストシュートは前半12分で、その後、川崎もシュートを放つ機会を増やしていくが、大宮のペースのまま時間が推移。前半は0-2で折り返す。
後半、川崎は選手を2人交代し、前半は左SBに入っていた名願斗哉をウイングにポジションチェンジ。すると、前半以上に積極的な攻めを見せるようになる。そして後半17分、その名願がゴールを決める。同7分にも右サイドからのクロスに対して詰める動きを見せてチャンスを作っていたドリブラーが、右サイドからの松井蓮之のクロスに反応して1点を返したのだ。
さらに、同38分には山田新が一時同点弾を決める。前夜に鹿島戦で劇的な同点弾を決めた背番号20は、前半から裏に抜ける動きとプレスをかけ続けていたが、そのプレスから相手のミスを誘い、最後は自ら蹴り込んだのだ。
しかし、試合終盤に1失点したことで試合は2-3に。今季の対外トレーニングマッチ6戦目にして初黒星を喫した。