■名願斗哉が左SBに挑戦

 負けはしたものの、収穫が多い試合でもあった。山田のゴールは2日連続にして3戦連続(Honda FC、鹿島、大宮)。名願はこの日のトライ事項であったゴール前に詰める動きでゴールネットを揺らしてみせたからだ。

 また、前半30分過ぎからは、鬼木達監督がベンチのある右サイドから左サイドまで出向き、チャナティップらにポジションや動き方の指示を細かく送るなど、勝敗にこだわりつつも、今後のチーム作りを見据えたものにもなった。

 そして名願のこの試合の前半のポジションは左SB。最終ラインの台所事情が苦しい状況で、新たな挑戦も試すことができたうえに、最後の15分は最終ラインが松長根悠仁+ユース所属選手で組まれた。

 リーグ第3節の対戦相手は湘南ベルマーレ。昨季2戦2敗を喫した相手から、今季ホーム初白星を掴み取る。

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