優勝奪還を目指す２０２３年シーズンを前に、川崎フロンターレは期待の新戦力を迎えた。その選手たちの特徴や素顔を、沖縄キャンプや麻生グラウンドでの取材を通して紹介する。第１弾は、大関友翔だ。
昨季まで川崎フロンターレの下部組織で１０番を背負った若き司令塔が、トップ昇格をした。シーズン前のキャンプに挑むのはプロとしては初めてだが、実はこれが２回目。昨季も参加していた。
昨季のキャンプについては、「ユースの時はまずはアピールという感じで、自分がトップ昇格するためにアピールしてました」と明かしたが、今季は「自分が試合に出るため」に参加。だからこそ、「やれて当たり前の世界にいるので、自分としてはもっとやらなければいけないという意識のところは全然違いましたし、プロとしてやるにあたって先輩たちからいろいろなものを盗めたと思いますし、話も聞けました」と充実の表情を見せる。
その中で、格好のお手本になったのが大島僚太と脇坂泰斗だ。
「自分がやっていてうまくいかなかったときに、泰くんだったり、僚太さんに話を聞くことによって、自分の考え方の変化はありましたし、自分がどうしたらいいか分からなくなったときの見本がすぐ近くにあったので、自分のプレーの考え方の変化というのは、キャンプでたくさんありました」
また、「強度と慣れのところで、自分のプレーが徐々に出せるようになった」と語り、さらに、「先輩たちから外す動きだったり、止める時の止める位置だったりは盗めたと思います」とも明かす。
