サッカー日本代表・冨安健洋擁するプレミアリーグ首位のアーセナルが「中国語名入り新ジャケット」販売でざわつく事態に! 中国語、日本語、韓国語、スペイン語などが入り混じっての賛否両論起きるの画像
日本代表・冨安健洋擁するアーセナルで賛否両論が 写真:AP/アフロ

 プレミアリーグアーセナルが、新しいジャケットの販売を始めた。SNSで紹介された選手着用品にはある特徴があり、世界をざわつかせている。

 世界中から注目を集めるプレミアリーグには、各地からマネーが流れ込んでくる。すでに去りはしたものの、ロマン・アブラモビッチがロシアで稼いだ大金をつぎ込まなければ、チェルシーの隆盛はなかった。現在のマンチェスター・シティがあるのも、UAEからの投資があるからだ。最近では、パリ・サンジェルマンのオーナーがカタール資金でトットナムの買収に乗り出すとの噂もある。

 カネをかければ絶対に強くなるというわけではないが、選手獲得など資金が大きくものをいう事実は否めない。そうであれば、クラブが大きなマーケットである中国に目を向けるのも当然だろう。

 アーセナルが発表した新ジャケットは、中国開拓の意識を象徴するかのようだった。色は落ち着いたピンクで、左胸にはアメリカ・プロ野球MLBのオークランド・アスレチックスのものとよく似た「A」の文字が強く主張されている。だが、クラブがインスタグラム公式アカウントに投稿した写真の中、選手たちが着ているジャケットで何より目を引くのは、右胸の方である。アディダスのロゴの下に、漢字が刺しゅうされているのだ。

「旧正月、新しいギア!」との言葉が添えられた投稿で写真に収まっているのは、ベン・ホワイトとガブリエル・マルティネッリ、ブカヨ・サカの3人。背番号とともに縫い付けられているのは、どうやら中国語で書かれた彼らの名前のようだ。

 例えば、ホワイトの名前はりっしんべんに「不」と、「特」の2文字で表されている。この投稿に「白じゃなくてか」との指摘があったように、どうやら発音が近い文字をあてているようだ。

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