■「戦う姿を先頭で見せていければ」

 昨季の橘田は、ピッチの上で複数人いるのではと思われるほどの運動量を見せ、チームを助けた。序盤戦は無尽蔵の体力を見せつけ、連戦続きの後半戦に入っていくにつれピッチ上で足をつる場面も見られたが、それでも背番号8は芝の上を走り続けた。

 その戦う姿こそが指揮官が評価したものであり、求めたものだった。それは自身も自覚しており、「どんな状況であっても自分のベストのパフォーマンスをして、きつい選手たちに、“キャプテンが頑張ってるから俺も頑張ろう”と思わせられるように、どんだけきつくても戦って、戦う姿を先頭で見せていければと思います」と決意を語った。

 現在、チームは沖縄で一次キャンプの途中にある。今後、2次キャンプを経て、開幕戦では王者の座を一時的に譲っている横浜F・マリノスと対戦する。いるべき場所へ戻るため、背番号8が戦う姿を見せる。

  1. 1
  2. 2
  3. 3