■年代別代表にもいる怪物候補
大住「彼は一度挫折しかけたからね。それでも這い上がってきたということは、何か見るべきものがあるということだと思うよね」
後藤「2022年シーズンの得点も、本当にきれいなものばかりだったからね」
大住「釜本さんがすごかったのは、見ている僕らが決められると思った場面で、実際に点を取ってくれたことだよね。今のストライカーは、決まると思ってもGKに防がれたりする。でも小川の場合は、これは決まると思ったところでしっかり決めるようになったと感じるな」
後藤「そうそう。だから、今のところ、実際にどうなるかはわからないけど、町野と小川は可能性に期待できる選手だよね。あとU-16の徳田誉とかさ。年代別代表には、フィジカルの強いCFが何人かいる。まだ16、7歳だから、どうなるかは分からないけど、可能性を持った選手はいるよ」
大住「あと、ヨーロッパのトップクラスではないけれど、ベルギーやフランスにもオナイウ阿道といった成長の可能性があるストライカーはいるよね。何かの拍子でチームの中で信頼されて、バンバン点を取ったら、急にすごい選手になるかもしれないよ。今は日本代表に到達するまでに、いろいろなルートがあるんだから」