■日本サッカーの根本的な問題
大住「僕だったら今回、先頭は遠藤航に任せたかった。第1キッカーというのは、すごく大事なんだよね」
後藤「PK戦は連鎖反応が起きるからね。1人外すと、どんどん外すし、乗ってくるとスイスイ決まっていく」
大住「少なくとも第1キッカーと第5キッカーは監督が決めないといけないと思う」
――他に気になった点はありますか。
大住「ずっと言ってきているんだけど、日本はヘディングについて根本的に考え直さないといけないと思う。ドイツでもスペインでもクロアチアでも、絶対に味方がコントロールできるボールをヘディングで出すんだよね。日本の選手はただ跳ね返すだけ。あるいは、何となくその方向に出すだけで、すごくルーズなの。Jリーグを見ていたら分かるけど、頭に当てたり前に出せばOKというヘディングばかり。子どもも高校も同じだよ。ワールドカップでは、そういうヘディングは相手にマイボールを相手に渡す回数の多さにつながっちゃう。目に一番近いところでプレーするんだから、ヘディングはすごく簡単な技術で、すぐに改善できるはず。CBだけじゃなくて、今回のワールドカップで直さないといけないと感じた点のひとつだね」