■森保監督と三笘の話し合い

――大住さんは堂安とのことでしたが、後藤さんが挙げるマン・オブ・ザ・マッチは誰ですか。

後藤「前田大然。彼がプレスにいったことで、前半の終わり頃に流れが変わったから」

大住「結構、相手は嫌がっていたよね」

後藤「そうそう。途中から、何度もGKにプレスがかかるようになっていたよね。ドイツとの第2戦を見て、スペインも後ろの選手は結構ミスをするなと思っていたんだよ。だから、ちょっかいを出せば、いつかはミスをしてくれるだろうとずっと思っていたわけ。それなのに前半は全然プレスにいかなかったから、もちろんプレスを外されることもあるだろうし、90分間は続かないけれど…と思っていたら、プレスをかけ始めたら案の定で相手にミスが起こった」

――逆転するのが早すぎるとも感じました。

大住「そう。だから、3点目を取らないと難しいかなと思ったけどね」

後藤「点を取ってから、守備も積極的になったよ」

大住「構えているのではなくて、ボールを奪いにいく守備になったからね。関心したのが、三笘薫の守備。すごく良かったよね。VARが終わって2点目が確定した直後に、三笘はこのままでいいのかと森保一監督に確認していた。三笘は攻撃の担い手として交代で出てきたので、逆転した後にどうするかということを森保監督に確認して、非常に冷静にやっていた。1対1での対応も、非常に良かったよね」

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