【サッカー日本代表】定着しつつある森保ジャパン「勝利の方程式」。ドイツに続いてスペインも撃破した「後半の奇襲」はクロアチア戦でも奏功するかの画像
日本代表・堂安律 代表撮影JMPA/杉山拓也

■12月1日/カタールW杯 グループE第3戦 日本代表 2ー1 スペイン代表(ハリファ国際スタジアム)

 森保一監督率いる日本代表がまたしても強豪国を撃破した。スペイン相手に白星を挙げ、史上初となる2大会連続の決勝トーナメント進出を果たしている。

 グループステージ第2戦ではコスタリカに敗れたものの、初戦でドイツを破り、今回はスペインに勝利。大方の予想を裏切り、ジャイアントキリングを2度も起こしての首位通過を決めた。

 ドイツ戦では4-4-2で前半を戦い、先制点を許して0-1でハーフタイムに突入。しかし後半からは5-2-3のハイプレスで相手を苦しめると、流れがこちらに傾き、堂安律浅野拓磨のゴールで逆転に成功した。

 スペイン戦では5-4-1ブロックを敷いてやや慎重な戦いを実行し、圧倒的な破壊力を誇る攻撃陣を1得点に抑えた。そして後半頭から投入した堂安律と三笘薫が躍動し、一気に2得点を奪取してスコアをひっくり返している。

 この2試合に共通することは、「前半を耐えて後半の奇襲に成功した」ということだろう。コスタリカ戦ではボールを持たされたこともあり、そもそも「耐える」必要がなかったが、ドイツ・スペイン戦では結果的にこの戦い方はハマっている。対強豪国ならではの「勝利の方程式」が出来上がりつつあるのかもしれない。

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