■前後半で異なったスペイン代表
なお、スペインはここまで1勝1分。第2戦ではドイツ代表と対戦して1-1で引き分けたが、前半は、相手陣内に完全に押し込むワンサイドゲームだった。日本を初戦で完全に押し込んだ相手を、スペインは軽々と圧倒してみせた。
現時点でのチームとしての完成度を見せつけたが、後半には強度がガクッと落ちたことも見逃せない。
また、その強度不足の状態で相手をコンパクトに戦わせないためか、後半に途中出場したモラタには徹底して裏抜けをさせている。日本代表が、仮に後半に前がかりになったとしても、背後へのケアは怠らないようにしたい。
運命のスペイン戦は、日本時間12月1日28時(12月2日午前4時)にキックオフする。新たな景色を見るために、ドーハを歓喜の地とするために、何が何でも勝利をつかみ取る。