■前節は前田が先発した1トップ
1トップの候補者は4人。ドイツ戦で先発した前田大然、決勝ゴールを決めた浅野拓磨、そして、まだ出番のない上田綺世と町野修斗だ。勢いを考えれば浅野の名前が真っ先に挙がるが、起用されるのは上田か。
もともとの26人で呼ばれていたのは、浅野、前田、上田の3人。この中で、上田だけがタイプの違うFWで、体幹の強さを生かして前線で起点を作ることができる。他に古橋亨梧も候補にあった中でポストプレイヤーを呼んだのは、コスタリカ戦に備えてのものだろう。上田をスタートで起用し、途中交代で浅野や前田を送り込むか。
なお、「ターンオーバーパターン」は、GKに権田修一、最終ラインは左から伊藤洋輝、吉田麻也、谷口彰悟、山根視来。中盤は守田英正、遠藤航、柴崎岳、南野拓実、堂安律か。FWは上田綺世だ。
2列目がやはり難しく、カナダ戦で背後に抜けてゴールを決めた相馬勇紀の起用も考えられる。また、三笘薫をジョーカーとしてあえて残すか、それとも先発にするのかも注目される。
日本代表はグループリーグ突破をかけて、11月27日にコスタリカに挑む。キックオフは日本時間の午後7時。地上波ではテレビ朝日で中継される。ドーハを悲劇から歓喜の地へと変えるため、26人全員で勝利をつかみ取る。