11月27日、日本代表はコスタリカと対戦する。23日に行われたカタールワールドカップ初戦のドイツ戦に勝利したサムライブルーは、その勢いのままに第2戦に挑む。
この試合の先発メンバーを予想するうえで最初に押さえておきたいのが、日本代表の置かれた状況だ。ドイツ、コスタリカ、スペインと同居するグループにおいて、第1戦で勝利したのは日本とスペイン。そのため、第2戦の結果次第では日本とスペインがグループリーグ突破の可能性も秘めた一戦となる。
日本が第2戦で勝ち上がる条件は、日本が勝利したうえで、スペインがドイツに引き分け以上であること。日本としては第3戦でスペインに勝たなければいけないという状況は避けたく、ここで白星がほしい。一方でコスタリカは、日本に勝って第3戦に望みをつなげたい状況となる。
ここで一つ大事なのが、日本代表はベスト8を狙っているということだ。そうなると、中3日の3連戦のどこかで、日本はターンオーバーをする必要がある。同時に、森保一監督は、東京五輪で指揮と執った経験から、強度の高いゲームが続くことによる選手の疲弊・疲労を一つのテーマとしており、今大会が始まる前から、第2戦でメンバーを多く入れ替えると見られていた。9月のドイツ遠征でのアメリカ戦とエクアドル戦で、選手がまったく異なったようにだ。
しかし、日本が初戦に勝ったことで、コスタリカ戦の重要度はさらに高まった。そのため、ドイツ戦のメンバーをベースにして初戦の勢いをそのまま生かすのか、あるいは、ガラっと変えてターンオーバーを採用するのか。コンディションの問題もあるため、その間でバランスを取ることになると思われる。
そのため、2パターン予想したい。「ターンオーバーパターン」と「ドイツ戦継続パターン」だ。