■東京VのFW佐藤は2年連続13ゴール
GK ホセ・アウレリオ・スアレス(徳島ヴォルティス)
徳島は新潟と並ぶリーグ最少タイの35失点を記録したが、スアレスが出場した34試合の失点は「30」だ。失点の少なさはチーム全体の守備力の表われだが、彼が運んできた勝点もある。
左SB 堀米悠斗(アルビレックス新潟)
J2優勝でのJ1昇格を成し遂げたチームを、キャプテンとして牽引した。チームが苦しい局面や1点がほしい時間帯の攻撃参加は、1得点4アシストの数字以上の貢献度がある。
CB カルロス・グティエレス(栃木SC)
CBでは柳育崇(岡山)、山崎浩介(山形)、内田航平(徳島)らも候補だが、栃木の3バック中央を担ったグティエレスを選出。前年の「51」からリーグ最少3位タイの「40」に失点が減ったのは、彼の存在が大きかったはずだ。
シーズン途中にボランチから左MFへポジションを移すと、攻撃力が一気に爆発。31節以降の11試合で7ゴールを叩き出し、通算でもチーム2位の8ゴール。9月の月間MVPにも選出された。
苦しいシーズンとなった町田で、今シーズンも攻撃を牽引。自己最多タイの9得点、10アシストを記録。チームの得点のほぼ4割に絡んだ。町田では11得点7アシストの太田修介も高い貢献を示した。
4シーズンぶりのひとケタ順位でフィニッシュした東京Vで、チーム最多の13得点をゲット。プロ入りから2年連続の13得点を記録したことで、ステップアップの可能性も高まっているだろう。
FW チアゴ・アウベス(ファジアーノ岡山)
開幕節の超ロングシュートは、今シーズンの活躍を予感させるものだった。16ゴールは得点ランキング2位で、チームが前年の11位から3位へ躍進する原動力となった。