■バスがどこに止まるかわからない!

 最初に韓国に行ったときは、これで大いに面喰いました。

 大きな駅前のバス乗り場には数多くの路線のバスがやって来ます。お目当てのバスが来るのを目を凝らして待っていなくてはなりません。バス停は大混雑ですから、バスがどこに止まるかわかりません。50メートル以上離れたところに止まるかもしれないので、バスが止まったところまで大急ぎで走って行って飛び乗らないと乗り損ねてしまいます。

 バス停でゆっくり待っていれば確実にバスに乗れる日本方式と、乗り降りが大変な代わりに時間のロスなく早く目的地に到着できる韓国式と、どちらが乗客サービスとして上なのでしょうか?

 こういうことになる原因の一つは、韓国式の国ではバス同士が競争関係にあるからです。

 前のバスを追い越して少しでも先行してバスを走らせれば、それだけたくさんの乗客を乗せることができます。運転手や車掌の賃金が歩合制だったら、当然、バスを少しでも早く走らせようとします。

 発展途上国では同じ路線を走っていても、それぞれのバスが個人営業の場合もあります。こうなると、同じ路線のバスでもライバル同士。少しでも早く乗客を乗り降りさせようと必死になります。

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