日本代表とアメリカ代表の親善試合が、23日に迫っている。2か月後に迫ったカタール・ワールドカップに向けて、チーム力を高めていく貴重な機会だ。
アメリカ代表の選手たちは大柄かつ技術も高く、ヨーロッパでプレーする選手も多い。仮想ドイツ代表として、ワールドカップ本大会のシミュレーションとするにはもってこいの相手だ。
今回のアメリカ代表のメンバーの中で、一番有名なのはチェルシーでプレーするクリスティアン・プリシッチだろう。クラブと同様、代表チームでも背番号10を背負い、「キャプテン・アメリカ」と呼ばれて人気を博する。また、ヨーロッパではなく自国のMLSでプレーしているものの、今シーズン31試合で18得点と絶好調のヘスス・フェレイラ(FCダラス)といった選手もいる。
そうした選手に加えて、忘れてはいけない危険な若手もいる。ボルシア・ドルトムントでプレーするジョバンニ・レイナだ。
元プロ選手の父がプレーしていたイングランドで生まれ、アメリカでプレーしている頃からバルセロナなどから熱視線を注がれた。2019年にはボルシア・ドルトムントと契約し、半年後にはトップチームへ昇格した。
昨年には、ブンデスリーガもYouTubeの公式チャンネルで、「ドルトムントの次代のスーパースター」として紹介。その動画の中では、良いポジショニングと動き出し、そしてプレーの予測から、ボールを受けて0.9秒でシュートを放つ様子などが紹介されている。身長185センチと大柄ながら足元の技術も高く、これからの成長が楽しみな逸材だ。