■新潟のホームに2年10か月ぶりの声援が帰ってくる
2位のアルビレックス新潟はFC琉球とのホームゲームだ。琉球には19年から6試合連続負けなし(4勝2分)だが、直近の2試合はドローゲームとなっている。今シーズン最初の対戦も、アウェイで1対1と引分けた。ただし、ホームでは3連勝中だ。
この試合は「声出し応援対象試合」である。ホームエリアにおよそ3900席が用意される。実に2年10か月ぶりの声援が、デンカビッグスワンに戻ってくるのだ。チームの後押しになるのは間違いない。
前節は大分トリニータに0対1で敗れた。シーズン初の4連勝を逃したものの、松橋力蔵監督は「悲観する内容ではない」と話した。
戦いぶりは安定している。CBなら千葉和彦、トーマス・デン、田上大地、ボランチなら島田譲、高宇洋、星雄次、秋山裕紀、2列目なら高木善朗、伊藤涼太郎、松田詠太郎、シマブク・カズヨシ、小見洋太らが選択肢となり、松橋監督は彼らを使い分けながらチームのクオリティを保っている。長期離脱中のイッペイ・シノヅカも戦列へ戻っており、2列目の選択肢はさらに増えそうだ。
対戦相手の琉球は、勝点29で最下位に沈んでいる。直近2試合はノーゴールに終わっているが、ブラジル人のケルヴィンとガーナ人のサダム・スレイの2トップは強烈だ。とりわけ、191センチの高さを誇るサダム・スレイをいかに抑えるのか。松橋監督がふたりのCBをどのような並びにするのかは興味深い。
今節での順位変動は結果に関わらずないが、3位の岡山との勝点差は「5」だ。確実に勝利したい一戦となる。