■横浜FCは80分以降の2失点で痛恨ドロー
9月3日、4日に行なわれたJ2リーグ第34節、首位の横浜FCは、わずか6分で勝点3を逃した。
レノファ山口のホーム・維新みらいふスタジアムに乗り込んだ一戦は、32分に主砲が7試合ぶりのゴールを決める。MF和田拓也のパスを受けたFW小川航基が、至近距離から左足でネットを揺らしたのだ。
1対0で折り返した後半開始直後の53分、守備陣の連携ミスから同点弾を喫した。それでも61分、FW伊藤翔のPKで再びリードを奪い、63分にはFW山下諒也のアシストから小川がこの試合2点目をゲットする。エースがシーズン20点の大台に乗せ、横浜FCは勝点3を引き寄せたに見えたが、80分過ぎに“維新劇場”を目の当たりにすることとなる。
81分と86分に立て続けに失点を喫し、わずか6分間で追いつかれてしまうのだ。直近3試合をクリーンシートで乗り切っていたが、30節の大宮アルディージャ戦以来となる3失点で3対3のドローに終わったのだった。
2位のアルビレックス新潟との勝点差は、「1」から「2」に開いた。一方で、3位のファジアーノ岡山が、3連勝で勝点7差に迫ってきた。試合後の四方田修平監督は試合の終わらせかたを課題にあげ、「残り8試合しっかり準備をして、J1昇格を目指して頑張っていきたい」と気持ちを切り替えていた。