サンフレッチェ広島と清水エスパルスの対戦も興味深い。広島はリーグ戦4連勝中で、ルヴァンカップも含めると公式戦6連勝と、8月を全勝で終えた。清水は残留争いに苦しんでいたものの、ゼ・リカルド新監督の下で明らかにチームが変わり、リーグ戦では5試合連続で負けがない。現在の順位は大きく離れているものの、好ゲームになる予感が漂う。
また、順位以上に気になるのが「相性」だ。このカードは今季、ルヴァンカップも含めてすでに3度実現している。結果は清水の2勝1敗。リーグ戦第10節は引き分けに終わったものの、ミヒャエル・スキッベ監督の下で調子を上げている広島を相手に、清水が2度のリードを奪っていた。最近の広島は充実した時期を過ごしているが、そんな時こそ落とし穴があるもの。今回も「変革中」の清水が勝点3を持ち帰り、上位争いをさらにかき回すことだろう。