サウサンプトンに所属する18歳の逸材MFロメオ・ラビアがチェルシー相手に圧巻のゴールを決めた。チェルシーにとって、今季2度目の黒星がつくゴールだった。
■チェルシー粉砕
現地時間8月30日、プレミアリーグ第5節が行われ、チェルシーが敵地に乗り込んでサウサンプトンと対戦したものの、1−2の敗戦を喫した。
チェルシーでは今夏に加入したラヒーム・スターリングやカリドゥ・クリバリ、マルク・ククレジャやメイソン・マウント、カイ・ハフェルツなどがスタメンに名を連ねた。先制点を奪ったのはチェルシーだった。
左サイドでハフェルツがペナルティエリア内に侵入したマウントへパスを供給。マウントは中央のスターリングへパスを送ると、このイングランド代表FWは相手GKの前ギリギリで足を伸ばしてトラップ。そのまま振り抜きざまに右足でゴールを決めたのだ。スターリングの2試合連続となる今季3ゴール目で先制に成功したチェルシーだったが、前半のうちにまさかの逆転を許してしまう。
前半28分、左CKをセサル・アスピリクエタがクリアすると、このボールをペナルティアークで拾ったラビアがワントラップへ経て、ゴールネットを揺らしたのだ。正確にゴール右を射抜いたコントロールショットは18歳とは思えぬ落ち着きぶりだった。サウサンプトンに加入したばかりのラビアにとって、これが移籍後の初ゴール。こツイッター上で「えげつないゴール」や「ラビアらしいゴール」などと話題となった。
その後、前半アディショナルタイムにアダム・アームストロングのゴールでサウサンプトンが逆転に成功。結局、このままスコアは動かず。2−1でサウサンプトンが勝利を収めた。チェルシーはこれで今季2敗目。サウサンプトンに抜かれて暫定8位に転落した。