今回のtotoではJ1第27節の5試合とJ2第33節の7試合(大宮アルディージャとモンテディオ山形の対戦は中止が決定)が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
上位陣では、勝点1差の直接対決が実現する。勝点44で3位の鹿島アントラーズと、勝点43で4位の川崎フロンターレの顔合わせだ。
結論から言えば、この対戦は川崎が勝点3をもぎ取るだろう。過去5シーズンのリーグ戦での対戦は、川崎が6勝3分と無敗を誇っている。さらに直近5試合に絞れば、川崎の4勝1分。もはや、鹿島にとっては天敵と言ってもいい存在だ。
さらには、今季の最初の対戦である。今季からレネ・ヴァイラー監督が鹿島の指揮官に就任していたものの、当時はコロナ禍で入国できず、岩政大樹コーチが指揮を執っていた。序盤の鹿島は好調スタートを切っていたが、ヴァイラー監督にうまくバトンを渡したのが岩政コーチ。ただし、第2節の川崎戦では、0-2とホームで手痛い敗戦を喫していた。バトンは再び岩政「新監督」の手に戻ってきたが、いきなり多くをひとりで変えるなど無理というもの。川崎が直接対決を制して、順位で上に立つだろう。