【J1分析】ジュビロ磐田「伊藤彰監督解任後の新体制初試合」も名古屋に敗北【名古屋グランパスvsジュビロ磐田】(1)の画像
ロングボールに競り勝つ杉本健勇 名古屋グランパスvsジュビロ磐田(20220819)撮影/原壮史
名古屋グランパスvsジュビロ磐田(20220819)
【明治安田J1リーグ 第26節 名古屋グランパスvsジュビロ磐田 2022年8月19日 19:33キックオフ】

 この試合の少し前、残り9試合となったリーグ戦で順位表の最も下に位置しているチームに対し、クラブは14日に伊藤彰監督を解任。17日には渋谷洋樹ヘッドコーチを監督へ昇格させることを決定した。

 小野勝社長は、伊藤監督の解任を決断した大きな理由を「浦和戦の0-6というスコアもさることながら、選手達が一丸になって戦うという姿勢を見せられなかったこと」とし「カンフル剤を入れる必要がある」と判断したという。

駆け付けた磐田サポーター 名古屋グランパスvsジュビロ磐田(20220819)撮影/原壮史

 しかし、解任した監督と元々コンビだった(磐田の前の甲府、その前の大宮でも)ヘッドコーチの内部昇格、ということが示すように、路線そのものは継続されることに。就任会見で渋谷新監督自身が「普通であるならば、他の方が来て監督を、というところが多いんですけれど」と口にしたように、逆転残留のために思い切った方向転換も十分考えられたが「今まで積み上げてきたものを唐突に壊してしまうことは逆に危険」(小野社長)という部分が重視された。

 迎えた新体制初試合、選手たちは戦う姿勢を見せ、部分的にはやりたいことが伝わってくる場面もあった。

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