■2位・新潟は「失点の時間帯」修正がカギに
3強の立場が入れ替わるのか。
それとも、波乱なき週末となるのか。
8月13、14日に行なわれるJ2リーグ31節では、上位3チームの戦いぶりに注目だ。
首位の横浜FCは、ザスパクサツ群馬とのホームゲームに挑む。29節はいわてグルージャ盛岡に0対3、前節は大宮アルディージャに2対3と、2試合連続3失点で今シーズン2度目の連敗を喫した。3連敗は絶対に避けなければならない。
群馬はJ3降格圏の21位に沈んでいる。下位チームに連敗するわけにはいかない。3試合得点から遠ざかっているエース小川航基に、勝利につながるゴールが期待される。
2位のアルビレックス新潟は、15位の栃木SCとのアウェイゲームだ。
新潟は3試合勝利がない。28節はファジアーノ岡山に2対3で競り負け、29節はV・ファーレン長崎、前節は徳島ヴォルティスと2対2で引き分けた。
岡山戦は13分、長崎戦は14分、徳島戦は17分に、先制点を許している。2失点目にも共通点があり、3試合すべてで後半開始から60分までの間に喫している。まずは先行を許さないことがポイントとなり、後半の入りにも神経を研ぎ澄ませたい。
攻撃陣では、トップ下の高木善朗が出場停止だ。2列目左サイドの伊藤涼太郎を、中央へスライドさせることが濃厚だろう。
代わって左サイドを担うのは誰か。シマブク・カズヨシか小見洋太が有力だ。同時に、ベンチスタートの選手の活躍もほしい。交代出場した選手の得点は、22節のブラウブリッツ秋田戦が最後となっているのだ。
本間至恩が海外へ移籍し、イッペイ・シノヅカと三戸舜介は長期離脱中だ。1トップを定位置としながら2列目のサイドにも適応する谷口海斗も、5試合連続でメンバー外となっている。
6得点6アシストの高木を欠くなかで、代わって出場する選手が結果を残せるのか。途中出場の選手が、得点やアシストを記録できるのか。それが、新潟が勝利するふたつ目のポイントだ。