■熱狂的サポーターからピッチの主役へ
2点を決めて勝利に貢献した伊藤は「小さい頃から埼スタに通っていて、スタンドであの声援を感じていました。あの中でプレーしたいとプロになって、この日を楽しみにしていましたし、本当に熱い声援でした」と語る。サポーターが自身の名前を呼んでくれたことに対しては「敦樹コールをしてくれて……本当に小さい頃から夢見ていた声援でしたし、自分のコールをしてくれるのを楽しみにしていていました」と口にした。
浦和市(現さいたま市緑区)で育ち、レッズの熱狂的なサポーターだった背番号3が活躍する姿には、SNSで「泣きそう」というコメントが多く寄せられた。
昨季はプロ1年目ながらJ1リーグに36試合出場し、迎えた今季もコンスタントにプレー。ここ最近は岩尾とのコンビネーションが光り、ビルドアップに絡みつつ得点に関与する回数も増えている。この日は2得点を決めてヒーローになった。今や埼スタの主役になった伊藤が、浦和の新たなシンボルになるか。