【J2第30節プレビュー「3強リスタート」】首位・横浜FC、2位・アルビレックス新潟を追う3位・ベガルタ仙台に必要なのは「先制点」!データが導き出す「期待選手」は今季5ゴールの氣田亮真!!【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
氣田亮真(仙台)   撮影/中地拓也
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■3位・仙台は3試合ぶりの勝利を目ざす

 8月6、7日に行われるJ2リーグ第30節、3位のベガルタ仙台は、16位のツエーゲン金沢とのアウェイゲームだ。

 原崎政人監督が指揮するチームも、新潟同様に2試合勝利から遠ざかっている。28節は長崎に1対2で敗れ、前節は山口と引き分けた。終盤まで2対1とリードしていたものの、90分にCKから同点弾を喫したのだった。

 新型コロナウイルス感染症の影響などで、28節はベンチ入りメンバーをひとり欠いた。特別指定選手で登録されたばかりのオナイウ情滋をメンバーに加え、終盤に起用した。

 前節もDF真瀬拓海、DFキム・テヒョン、MF加藤千尋、MF名倉巧らがメンバー外だった。その一方で、FWフェリペ・カルドーゾが11試合ぶりにピッチに立った。前線のチョイスが中山仁斗富樫敬真遠藤康皆川佑介、それにカルドーゾの5枚に戻ったのはプラス材料だろう。前節メンバー外だった遠藤を、FWではなく2列目で起用する選択肢も取れる。

 試合中の戦術変更においては、石原崇兆のユーティリティ性がチームを助けている。山口戦では右MFでスタートし、後半途中から左サイドバックに入り、さらにひとつポジションを上げた。その山口戦では、DF吉野恭平も5試合ぶりにピッチに立っている。選手の出入りは依然として激しい印象だが、チームの水準を保つことはできていると言っていい。

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