【川崎フロンターレ】GK4人態勢で挑むも浦和レッズに3失点敗戦! 試合中止を視野も「前半勝負」のゲームプランで果敢に挑み意地とプライド見せた!の画像
後半にPKを決める川崎フロンターレ・家長昭博 撮影:中地拓也

■7月30日/明治安田生命J1第23節 浦和レッズ 3-1 川崎フロンターレ(埼スタ)

 Jリーグ中断明けの初戦となる浦和レッズとの試合に挑むべく川崎イレブンは埼玉スタジアムに乗り込んだが、その人数は上限に2人満たない16人。苦しいチーム状況をはねのけたかったが、開始わずか4分で失点するなど3失点。チャンスを多く作りながらも、家長昭博のPKで1点しか返せなかった。

 満身創痍だった。新型コロナの陽性者が連日出たことで、この試合に登録できたのは全部で16人。本来は7人入れるはずのベンチメンバーに5人しか入れず、しかも、そのうち3人がGKというスクランブル状態だった。

 試合キックオフに間に合わせるように、GK4人全員のフィールドプレイヤー用のアウェイユニフォームを用意していた。川崎はサガン鳥栖戦や名古屋グランパス戦も延期となっており、この試合まで延期となれば、今後の過密日程がさらに悪化する可能性もあった。

 ベンチメンバーで純粋なFPは2人という状況に加えて、試合が行われた埼玉スタジアムの気温と湿度はかなり高かった。そのため、鬼木達監督は「前半勝負だと思っていた」と試合後に振り返っているように、前半のうちにリードを奪っておきたかった。

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