■どこか憎めないネイマール
公式戦ではなくPSMだからこそ存在する種類の楽しさを観客に提供してくれた背番号10は、PKをセットする前にボールにキスしていた。適当に遊んでいるわけではなく本気で楽しんでいた。
それは自身の楽しさを追求しているだけかもしれないが、心から楽しんでいる姿は観ている人をも楽しくさせる。だからこそ、ネイマールはどこか憎めない。遊ばれた東口も、思わず笑って握手に応じ
た。
パリとブラジルの背番号10は今後も、神のような存在のメッシとも超人のような存在のキリアン・エムバペとも異なる、どこか人間くさく親しみやすい唯一無二のスーパースターとして、物議を醸しながらも最終的には人気を高め続けていくのだろう。
■試合結果
ガンバ大阪 2―6 パリ・サンジェルマン
■得点
28分 パブロ・サラビア(PSG)
32分 ネイマール(PSG)
34分 黒川圭介(ガンバ)
37分 ヌーノ・メンデス(PSG)
39分 リオネル・メッシ(PSG)
60分 ネイマール(PSG)
70分 山見大登(ガンバ)
86分 キリアン・エムバペ(PSG)