ブラジル代表ネイマールが「世界中で愛される理由」【ガンバ大阪vsパリ・サンジェルマン】(2)

　　ＰＫを決めたネイマールは、自陣に戻る前に東口に声をかけると満面の笑みを浮かべて握手を求めた。ストレスのかからないＰＳＭで、存分にサッカーを楽しんでいた。

　後半開始前には主審がネイマールに声をかけ、ペナルティエリアを指すと足を払うジェスチャーをして真偽を確認しているような場面もあった。ネイマールは"当然"足を払われたジェスチャーをして、ちゃんと当たってたよ、と素知らぬ顔でやり過ごし、リオネル・メッシとの会話に戻った。

　ＰＫ獲得の場面は海外メディアでも取り上げられ、格下相手に不要なプレーだ、という論調で批判的に報じられたが、スタジアムは盛り上がった。

　仮に主審がネイマールにイエローカードを提示していたとしても、スタジアムはブーイングと笑いが混ざり合う盛り上がりとなり、ネイマールはＰＫ後のように楽しそうに笑っただろう。